しつけ:おやつの与え方について
こんばんは
親子コミュニケーション教室
ベイビーワールド 講師 小川のりこです。
0歳のときは、なんでも受け入れることができたのに、1歳すぎてくると「あ〜もう!」「また!」とため息がでていませんか?
「いつからしつけしたほうがいいですか?」
多くのお母様からご質問をいただいております。
しつけというと、厳しく叱りつけるようなイメージがありますが、私はそのように考えておりません。
といっても、優しくなにも言わずこどもの言いなり、とも違うとも考えています。
3歳までは、良いものも悪いものもわからずにすべてを吸収する大切な時期
体も心もとても成長する大切な時期です
その時期だからこそ
あらためて、「こんなふうに子育てしていきたい」と1歳の誕生日を節目にご夫婦で話し合ってみてはどうでしょう?とご提案させていただいております。
たとえば、
お母さんは、おやつは決まった時間に3枚ビスケット、と決めているのに、お父さんは、子供が欲しがれば何度でも。
お子様は、平日に欲しがるようになりました。
すると、お母さんはビスケット3枚と決めていたので、いつまでも泣く我が子にイライラ。
そして、強く叱ってしまって自己嫌悪。
そのお母さんは、何度も「やめてほしい」と頼んだのですが「これくらい、大丈夫だろ」と取り入ってもらえません。
今度は、「おやつをあげるとお母さんが怒るから」と、まるでお母さんを悪者にする言い方を。
隠れてあげていたことも・・・・。
子供の前で夫婦喧嘩してしまうようになって、ご相談にお越しになりました。
これは、お父さんでなくても、よくある話です。
おじいちゃんがこっそりあげている、など・・・。
お母さんといてもお父さんといても、
いつもお子様が迷うことなく いつもと同じ状況を作ってあげることも、お子様の心を安定させるための大切なルーティンとなります。
おやつをあげたり、おもちゃを買うことは
その瞬間はとっても喜ぶ顔がみれますし、お子様も 与える大人も嬉しいと思います。
でも、それは、いっときのことなのです。
嬉しい顔をみたい!という気持ちはとてもよく理解できます。
が、もし、思い出に残るような本当の笑顔をみたいのなら 物を与えての一瞬の喜びを得るのではなく
一緒に遊んだり、根気よくこどもの遊びを共有する時間に エネルギーを注ぎ込んでみることのほうが お子様にとって大切な心の教育です。
厳しいことをいうようですが、
物を与える、ということは
クリスマス、誕生日など特別な時でじゅうぶんです。
(遠方で1年に1回しかあえない、などの場合はまた例外ですが)
お金をかけなくても、子供は笑顔になります。
お金をかけなくても、こどもから好かれます。
私もわかります。
可愛い姪っ子に、ついお菓子を買いたくなる気持ち。
でも、その時思うのです。
毎日、頑張って この子のために食事など一生懸命子育てしているママの気持ちを。
こどもも大人も甘いもの、美味しいものが好きです。
大人は、自分で制御できますが、それは経験による理性が働くからこそ。
例えば・・・ですが
3枚というビスケット、とこだわっていた母と
何枚でもあげたらいい、という父の意見の理由を深く話すことが 子育てのしつけを考える第一歩であり
家族になっていく、ということです。
もしかしたら、3枚でまだお腹が満たされないからもっと欲しいといっているのかも?
ビスケットではなく、さつまいもにしたらお腹が満たされるのかもしれません。
また、この量で、と母がこだわっていたことは、1日の砂糖の量を考えてのことだったのかもしれません。
また、ついお子様にビスケットをたくさんあげたくなるお父さんは、休日しか一緒にいられないから、お子様が喜ぶ接し方がわからなかったのかもしれません。
子育ては、育児本どおりにはすすみません。
だからこそ、ご夫婦で、ご家族で考えながら、なにがうちの子にはいいのだろうと考え、話し、行ってみる。という繰り返しなのだと思います。
長年の乳幼児専門家としてあなたのお悩みをお聞きしております。
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