育児体験シリーズ1:ベビーサインとの出会い
今日は、あらためてベビーサインとの出会い、教室を立ち上げるまでの話です。
2002年3月 息子を出産しました。
生後1ヶ月になったばかり息子を連れて スーパーの横にあった本屋に立ち寄った時のことです。
BABYSIGNS
アメリカからの翻訳本を手にとったことが始まりました。
そこには、ベビーサインで赤ちゃんとお話ができる!ということが詳しく書かれていました。
けれど、私自身とても興味を持ちましたが、実際の気持ちは
「赤ちゃんに こんなにたくさんのサインを教えたら混乱してしまうのではないの?」
「ほんとに赤ちゃんがサインすることができるの?」
という疑問とともに
「どうやってこんなにたくさんのサインを毎日の中に取り入れていいのかわからない・・・」
そんな気持ちがありました。
現在体験会にお越しくださったみなさまが思われる疑問を私も当時思っていたのです。
「とりあえず、おっぱいをいつも飲んでるし、1つだけサインをしてみよう!」
自分が手を動かして話しかけるという動作は、
おてて遊びのような感じで 息子も見ていて楽しいかもしれない!
私たちのベビーサイン生活が始まりました。
「【おっぱい】飲もうね〜」
「【おっぱい】美味しかったね」
ただ、ひたすら【おっぱい】という言葉がでてくるたびに、おっぱいサインをしながらお話を続けました。
私以外、誰もそのサインをすることは 一度もなかったのですが、私はとにかく息子とお話することが大好きだったので、一度もめんどうだな、と思ったことはありませんでした。
むしろ、’教える=いつかベビーサインがでますように’というよりも’自然に手が動いている=ベビーサインがでることを期待していない’という感じで毎日を過ごしていました。
だって・・・・・
あんなに小さなおててで、まだお話ができない赤ちゃんが 自分の意思でサインをするなんて、私には想像もできなかったからです・・・・
生後1ヶ月からはじまったベビーサインは、5ヶ月目に入っていました。
妹が息子を見に、遊びに来てくれた日のことです。
私は台所にいくため、妹にちょっと息子をみていて、と頼み、台所でお湯を沸かしにいったときでした。
妹が 私に向かってこんなことを言ったんです。
「ねえ、なんか、おっぱいってサインしてるような気がするんだけど」
「え!!!!!!!」
私は走って 息子が寝転がってるソファをみました。
すると、何度も何度も続けて手をうごし続けているのです。
何度も何度も 片手を自分の口に打ちつけるような動作でした。
それは、私がしている手の動きとはまったく違っていましたが、明らかにそれはサインだとわかりました。
「ほんとだ!!!!ほんとだ!!!!!おっぱいサインしてる!!!!!!」
すぐにソファに座り、息子を抱きかかえ、おっぱいを吸わせました。
すると、嬉しそうにおっぱいをゴクゴク飲み始めるでありませんか!!!!涙
未知の世界の扉を開けた瞬間でした
それが、息子生後5ヶ月 おっぱいサインエピソードです。
今でも思い出し、話すことがあります。妹とあの日の出来事を・・・・。
その後、妹も生徒として受講してくれて、たくさんのサインで自分のこどもとサイン生活を楽しみました。
おっぱいサインがでてからは、他のサインもしてみようと思い、また本を広げて色々なサインを教えました。そのときには、お歌が大好きだったことやサインは便利なもの、ということを息子自身が気づいていたこともあり、生活に必要なサインをすぐに覚えてくれてさらに私たちは意思疎通ができ、とても楽しい毎日を過ごしました。
そして、そのベビーサインを伝える講師になるとは・・・・
まったくそんなことを想像もせず、息子が1歳の誕生日後すぐに娘を授かることになるのです・・・・。
息子とのベビーサインは とても楽しい時間でしたが、生後9ヶ月の時に生死をさまよう入院があり、1歳のときに食べ物アレルギーが発覚。「息子さん、卵食べたら死にますよ」と医師から言われてからの生活、アトピー、喘息、娘の出産、いろいろなことが重なればれば重なるほど、私の中で「お母さんのための憩いの場所を作りたい」その想いだけが膨らみつづけました。
つづく・・・・・
ベイビーワールド
小川のりこ
10年前 一番最初のベビーサインクラス
このときは 自宅開講。月1クラスで始まりました。
まだ教室開講して数ヶ月しかたっていないのに、東濃新報という地元の新聞にも取材していただき、掲載されたんです!
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