育児体験シリーズ2:息子のはじめての入院
はじめての風邪は戸惑います
息子生後9ヶ月のとき、はじめての風邪をひきました。
その5日前に 私が胃腸風邪になってしまい寝込んでしまっていました。
まだ授乳していたこと、夫が仕事で忙しかったこと、起き上がれないほどの胃腸風邪だったこと。そのため、実家から母が数日 息子の面倒をみにきてくれていました。
そして、私が寝込んで5日目の夕方
ぐったり・・・パタンと横になる息子
あれ?いつもと違う・・・・。
熱をはかると微熱。
夫とすぐに病院へ。
「まだ、微熱だから、これくらいみんなあるから。もし熱があがったときのために、座薬だけだしとくね」
少しつめたく言われました。
ちょっと大げさでしょう?と言われている気がしたほど 先生が冷たくかんじました。
そのまま寝てしまい、夜中になり・・・・
泣いて起きたかと思うと
ドバーーーーーーー
滝のように吐いたのです。
今から思うとすぐに救急へ・・・・と思いますが、はじめての風邪、さっきこれくらいの風邪・・・といわれたこと、1月真冬の夜は寒いこと、私自身がまだ病み上がりすぎて連れていくのが辛かったこと、いろいろなことがあり、朝を待つことにしました。
その後何度も起きて、とうとう9度の熱。そして、また吐いて・・・・。
病院に電話すると座薬をいれてくださいといわれ・・・・
夫は仕事中
家にはわたし一人
泣きそうになりながら「ごめんね。いれるよ」と言いながら
はじめて息子のおしりに座薬をいれた夜
夜中、私は心配で何度も熱を測りました。
どんどん熱くなっていく体
どうしよう・・・・また9度もある・・・・・
座薬がきれると一気に熱があがってしまうのです。
2度目の座薬
夫は就寝中
ひとりで座薬をいれるこわさ・・・・
早く朝がきてほしい・・・・
祈りながら夜中を過ごしました。
朝7時に、5日間ほとんどなにも食べずに過ごしたフラフラの体を無理やりに起こして、息子を病院に連れていかなくては・・・・・と。
「起きて!!パパ!!すごい熱なの!!病院にいきたいの!」
パパは、目をあけることもなく一切返事もありませんでした。
仕事で疲れてるとはいえ、なぜここまで大きな声をだしても起きないの・・・・
(夫はその頃 夜中までの仕事で疲れきっていました)
もうだめだ。
自分で車をだすしかない。
着替えとおむつと、想定できるものをすべて持って
大きなマザーズバックと息子を連れて、凍った地面を気をつけながら駐車場へ。
市民病院に連れていくと、高熱、吐いたということもあり、すぐに点滴。
カーテン越しに泣き叫ぶ息子の声
私も待合室で、ポロポロと涙を流しながら祈っていました。
その時、母が隣町からかけつけてくれたことが 私の大きな救いに。
(出かける前に、心配して母から電話があったので)
「あんたが泣いてどうするの。」
母が私を励ます言葉をかけてくれました。
きっと私があまりにもオロオロしていたのでしょう・・・。
血液検査の結果がでたと診察室へ呼ばれ・・・
「息子さんは、今危険な状態です。すぐに入院です。インフルエンザにかかり、胃腸風邪も併発し、脱水もすすんでいます。」
ショック・・・・・
はじめての風邪が、、、、入院、、、、、。
それから7日間熱があがったりさがったり・・・・・。
インフルエンザのタミフルが はじめてできた年でもありました。
そう、なかなかタミフルがきかなかったんです・・・・。
入院してから40度の熱が3日間続きました。
私も一緒に小さなベッドに添い寝。そして、授乳を続けました。
自分もまだ胃腸風邪の病み上がりで、体力も食欲も全然戻っていませんでしたが、授乳くらいしか栄養を届けることができない・・・というおもいから、病室で、息子のために無理やりお弁当を食べました。そして、私も午前中、病院の内科にかかり、点滴をうけたりして、なんとか看病をのりきっていました。
4日目から微熱くらいに戻り、少しずつ回復にむかっていました(それでも元気のない様子が心配だ・・・といわれました)
5日目、私にプレゼントが届いたのです。
トイレにいって部屋に戻ろうとした時
廊下に響く可愛い声
「ままーーーーー。ままーーーーーーー。」
ドアを開けると、息子が嬉しそうな顔をして、「ママーーー」といった瞬間でした。
あー、息子が元気になってよかった・・・・安堵した瞬間でした
ちょうど1週間前言えるようになった「ママ」
入院中にはっきりと笑顔で言ってくれた「ママ」
生後9ヶ月 「ママ」といった記念の日
私たちは病室で喜びました。
入院中は、成長がすごく、はとぽっぽの歌も歌えるようになり、おへんじ「はーい」もできるようになりました。息子にとっても、この出来事は大きな出来事だったと思います。
つづく
息子との365日日記をもとに書いています。
記憶として残っていても、細かいことは忘れてしまっている部分があるのだと日記を振り返ってそう感じています。
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